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MIX師に頼むときに歌い手が気を付けること【録音編】

​★前置き

 歌い手さんがMIX師さんに依頼をするときに、

 

 【その1】録音時

 【その2】ファイル提出時

 【その3】ファイルを受け取った後

 

 気を付けるべきことはどういったことなのか。

​ それを以下にまとめてみました!MIX師さんに依頼をするときの参考にしてください!

​ 今回は【その1】録音編となります!

​ (※この記事は執筆者の経験談や、よく聞くことをまとめています。追加で記載してほしいことなどあればTwitterまでご連絡ください。)

​■録音時に気を付けること

・サンプリングレート・bit数を設定してから録音を始める

​ MIX師さんによって、

「44,100Hz・16bit(48,000Hz・24bit)で送ってください」

 

のように、サンプリングレート・bit数を指定している場合があります。依頼をする際は自分が録音する前であれば設定してから録音、録音後の場合は音源がその設定になっているかどうか確かめましょう。MIX師さん側で変換することもできるので、大きな問題ではありませんが、MIX師さんの手間を減らすためにもやっておくといいでしょう。

・ノイズに気を付ける

​ 歌い手さんは宅録の方がほとんどだと思います。費用的な問題もありきちんとした機材・環境を整えることは難しいでしょう。

 しかし、MIXをする際にノイズ除去をすることを考慮しても、後々MIXの中でボーカルの音量を平均化するときに、小さい音も大きくしてしまいます。ということは、ノイズが多ければ多いほどボーカルの音量が大きくなるのにあわせ、一緒にマイクに入ってしまったノイズまでも大きくしてしまうことになります。なので、できる限りボーカルの音量が大きく、ノイズが少ない音源で録音することが理想です。

 また一口に「ノイズ」といっても、

 ・生活音

 ・ハムノイズ・ホワイトノイズ(「ジー」「サー」といった音)

 ・破裂音(強く発音した時などに発生する「ぼふっ」といった音)

 ・部屋鳴り

などがあります。パターン別に見ていきましょう。

 まずは、生活音。生活音は、自分が歌うのをやめ、声を発さない状態でなっている音です。

 ・エアコン・扇風機

 ・空気清浄機

 ・テレビ

 ・スマホの通知音

 ・外の車が通る音・子供・動物の声

 などでしょうか。エアコンなどは夏や冬は厳しいかもしれませんが、これら自分の意図に関係なく音を出してしまうものには注意しましょう。エアコン等体調に関係するものは、休憩をこまめにとりつつ録音をしましょう。テレビなどは消す、スマホはマナーモードにしておく(バイブも切る)などできますし、外の音は車が通らないタイミングで撮る、子供・動物がいなくなってから撮るなどの工夫で回避できます。

 次にハムノイズ・ホワイトノイズ。これらは使用している機材的な要因が大きく、費用が関係してきます。基本的に原因となるのはマイク・ケーブル・インターフェースの有無/性能・PCの性能です。改善するためにはここにお金をかける必要があるので自分のお財布と相談しましょう。

(※私は機材に詳しくないので、機材に詳しい方はおすすめの機材を教えていただけますと幸いです。)

 次は破裂音。これはカ行・サ行・タ行などを発音した際に発生する俗に言う歯擦音と同様に、歌う際に気を付けるべきことではありません。これらを気にして歌ってしまうとどこか自信のない音源・不自然な音源になってしまいます。しかし聞く側としては聞き心地のいいものではありません。ではどうしたらよいのか。

 歯擦音に関してはMIXをする際に軽減できるので気にしなくて大丈夫です。破裂音に関しては、「ポップガード」という機材を使えば軽減することができます。しかも比較的安価に手に入るので持っておくと良いでしょう。

​ また、安価で手に入るノイズ対策グッズとして、「マイクスタンド」があります。マイクスタンドなしで手持ちでマイクを持って録音すると、歌に集中したときなどに手で握っている部分の音まで拾ってしまう可能性があり、しかもマイク近くの音なので割と大きく拾ってしまいます。「マイクスタンド」にマイクを固定して録音すればこれは防げます。しかもポップガードと同じくらいの値段で買えるのでこれも用意しましょう!

・「頭出し」ができるソフトを使用して録音する

​ 

 ファイル提出の項目にも関係しますが、音源は「頭出し」という作業が行われている必要があります。「頭出し」とは、音源が歌い手さんの意図した位置から再生されるようにする作業を指します。「頭出し」されてない音源をMIX師さんに提出し、MIX師さん側がその音源をカラオケ音源と一緒に再生すると、例えば2番サビが0:00秒から再生されてしまうといったことがおきてしまいます。MIX師さん側がMIXするソフトに音源を読み込んだときに、カラオケと一緒に再生した時にAメロならAメロ、2番サビなら2番サビの位置できちんと再生される必要があります。これもMIX師さん側で位置調整できないこともないですが、非常に手間です。また0:00秒から再生されることはなくても、歌い手さんの意図と少し再生位置がずれているなどがあると、そこから話し合って調整するという余計な手順を踏むことにもなります。

 

 基本的に、有料ソフトとしても存在する

 ・Cubase

 ・FL Studio

 ・Studio One

 ・Pro Tools

 ・Sonar

 などは、カラオケ音源を読み込ませてから録音を行えば「頭出し」という作業をする必要がありません。しかし無料ソフトとしても有名な「SoundEngine」などは、カラオケ音源と同時に別の音源を録音、再生することはできないため、「頭出し」作業が別に必要になります。無料ソフトでは上記のソフトの簡易版(LEなどがつくもの)や、「Reaper」などがあるためこれらを使用して録音するといいでしょう。

・ベストを尽くす

 これは当たり前かもしれませんが、無償有償関係なくMIX師さんは貴重なプライベートな時間を使って歌い手さんの音源を編集をします。またその音源を何度も繰り返し聞き、そこから細かい作業を長時間行うため疲労も伴います。

 MIX師さんが編集にベストを尽くすように、歌い手さんも録音の際にベストを尽くし、「MIXしたい!」「聞いていて気持ちいい・かっこいい!」と思える音源を渡せるように録音にベストを尽くしましょう。経験談として、非常に歌がお上手な方の音源をMIXしている時は無駄に繰り返し再生してしまったりします(笑)

 ・「ピッチ・リズム補正してもらえるし多少外れててもいいか」

 ・「生活音入っちゃったけど消してもらえるからいいか」

 などはNGです。

​ MIX師さんによっては「リズム補正」「ピッチ補正」「ノイズ除去」など、マイナスから0・プラスに音源を修正する技術をお持ちの方もいます。ただ、それらの補修的な作業を前提として録音をすることは良くないでしょう。

 また、そもそも音をなじませる・輝かせる本来のプラス的な作業よりも、上記の補修的な作業の方が時間と労力を使います。そして、ピッチにしろリズムにしろノイズにしろ、状態が悪い音源だと修正をしてもなじませることは非常に難しくなります。

 ただ、何回も撮っていく中で歌い手さんも疲れますし、何回もベストを尽くした中で最も感情表現ができた・上手く歌えた「ベストな音源」であれば、その節をMIX師さんに伝えた上で修正をお願いしましょう。歌い手さんも機械ではありませんし、完璧である必要はもちろんありません。大事なことは「人に渡す音源に妥協をしない」ことです。

 前提としてリズム・ピッチ・ノイズを補修する作業は悪いことではありません。プロの現場でも行われている作業ですし、いい歌をさらに素敵に仕上げるための作業でもあります。これら補修作業を依頼すること自体は悪いことではない(有償であれば尚更)ということだけは覚えておいて頂きたいです。

​★まとめ

 いかがだったでしょうか。機材を買うこと以外はお金をかけずに歌い手さんがちょっと気をつけるだけで改善できることばかりです!MIX師さんが気持ちよくMIXができるように、気を付けられることは気を付けて録音にベストを尽くしましょう!

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